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格安マウスピース矯正の問題点

2021年10月9日

格安マウスピース矯正の問題点

 

マウスピース矯正が認知され、日本でも新しいサービスがドンドン導入されています。

その中で最近は「格安マウスピース矯正」も増えています。

 

格安マウスピース矯正が普及し、歯並びの重要性が認知されることはとても良いことだと思います。

 

 

一方で、トラブルも急増することが懸念されています。

 

 

具体的には

 

思ったような治療結果が得られなかった

 

格安だったのに終わってみればかなり高い治療費が必要になった

 

 

などです。

 

 

これらについて、私は矯正治療の専門医ではありませんが、私の考えをまとめます。

 

 

 

 

格安マウスピース矯正の利点

 

 

  •  手軽に始められる

  •  ごくごく簡単なケースにおいてはリーズナブル

 

 

 

格安マウスピース矯正の問題点

 

  •  矯正治療のゴール設定しないマウスピース矯正システムがある

  •  アタッチメントがない

  •  アタッチメントがあっても最適な形や位置ではない

 

 

それぞれについて詳しく説明します。

 

格安マウスピース矯正の利点

 

  • 手軽に始められる

こちらは医院および患者様双方にとって手軽であるということです。

高額な機器や高度なシステム(シュミレーションや患者管理システム)が必要なければ導入経費が安くなります。

 

その分、治療料金も安く設定できます。

 

 

  • ごくごく簡単なケースではリーズナブル

 

一般的にマウスピース矯正ではマウスピースの数が多くても少なくても料金が一定に設定されていることが多いです(マウスピース個数無制限プラン)。

これは作成するマウスピースの数が多くても少なくてもメーカに支払う料金が同じだからです。

 

また、メーカーによっては作成したマウスピースの個数だけ支払うシステム(セレクトプラン)もあります。

(クリアコレクトやシェアスマイルアライナーでは 無制限プラン/セレクトプラン を選ぶことができます)

この場合、マウスピースの数が少なければ治療費が安くなります。

 

格安マウスピース矯正のシステムはマウスピースを作成する数により治療費が変動するパターンが多いようです。

数枚程度のマウスピースで矯正治療が完了できるごくごく軽度のケースであれば治療費を安く見せることができるためです。

 

ところが10ステップ以上(上下でマウスピースが20個以上)の矯正治療計画であれば、上記のマウスピース個数無制限プランやインビザランGO(20ステップまで)の方が安くつくことが多いです。

 

ちなみに、この程度の軽度のケース(正中理解の改善)でも5ステップ必要です。

 

 

 

治療ステージはこちら

 

このケースは上顎のみの矯正計画です。

マウスピース矯正のシステムはクリアコレクトです。

 

 

 

 

もう1ケース紹介します。

 

 

 

こちらは上の歯のスキマが気になるのと、上の歯が下の歯に大きくかぶさっているのが気になるケースです。

このケースは8ステップ必要です。

 

治療ステージはこちらです。

 

 

 

このケースは上顎のみの矯正計画です。

マウスピース矯正のシステムはクリアコレクトです。

 

 

このように、ごくごく軽度の歯列不正でもそれなりのマウスピースの個数がお分かりになるかと思います。

 

このケース程度であれば格安マウスピース矯正でも対応可能だと思います。

 

 

 

格安マウスピース矯正の問題点

 

  •  矯正治療のゴールを設定しないマウスピース矯正システムがある

 

格安マウスピース矯正の中には矯正治療後のゴールを設定しないものもあります。

患者さんが満足もしくは諦めた時が矯正治療終了のタイミングとなります。

格安マウスピース矯正はマウスピースの作成ごとに治療費を支払うシステムがあります。

そのようはシステムでは簡単な症例でもなかなか歯が動かず、気が付けば治療費の総額がかさみ、中途半端な状態で矯正治療を諦めてしまうケースもあるようです。

そのまま放置すると歯並びは元に戻ってしまいます。

 

 

 

  • アタッチメントがない

 

マウスピース矯正において歯の表面に貼り付ける「アタッチメント」は非常に重要です。

アタッチメントがあることで、歯に正しい矯正力が伝わり歯が動きます。

アタッチメントの無いマウスピース矯正では満足できる結果は得られないでしょう。

 

 

 

  • アタッチメントがあっても最適な形や位置ではない

 

アタッチメントがあるシステムでもアタッチメントの形や取り付ける位置が適切でないと歯は計画通りに動きません。

 

適切なアタッチメントを設定できるかが非常に重要です。

 

また、その場所にどんな形のアタッチメントを付ければ最も効率よく歯が動くのか?

これはメーカー各社が研究をしていますが、症例数が多いメーカーが最も多くのデータを持っています。

多くのデータ持っているメーカーの方がより精度の高いアタッチメントを設定しやすい傾向があります。

 

 

マウスピース矯正に関しては歯科医師の経験と使用するシステムにより治療期間や治療結果が異なります。

 

ご自身に合った治療方法を選択していきましょう。

 

最低限、治療のゴール(最終的な歯並び)を決めて矯正治療を受けられることを強くお勧めします。

 

当院のマウスピース矯正については以下をご覧ください。

マウスピース矯正

インプラントフレップレス手術

2021年09月23日

インプラントフラップレス手術

 

30代女性のケース

 

新たにオステムインプラントを導入して、最近ではほとんどオステム社のインプラントを使用しています。

 

アジア(韓国)のメーカーなので、アジア人向けに設計されていることや、精度の高いガイドシステムなど非常に使い勝手に優れています。また、フラップレス(歯肉を切らない)でのインプラント埋入も可能であり、患者さんにとっても非常に負担のすくない手術が可能です。

 

 

 

今回はオステムインプラントのガイドシステムを利用しフラップレス(歯肉を切らない)でインプラントを埋入したケースをご紹介します。

 

 

30代女性で、もともと永久歯が先天的に欠損(生まれつき歯が無い)患者様です。乳歯をずっと保存しておりましたが、ついにもたなくなり抜歯してインプラントで歯を入れることにしました。

 

抜歯後、骨の治癒を待ちます。

CTを撮影してインプラントができるだけでの骨があるかないかを確認します、

その後、コンビューターソフトを用いてインプラントを埋め込む場所を決めます。

 

こちらがインプラントガイドの設計です。

 

 

設計では骨の中央部にインプラントを入れるように設計されています。

また、埋め込む深さですが骨の高さが若干足りない可能性があり、上顎洞底挙上術(ソケットリフト)も計画しました。

 

上顎洞とは

鼻の奥にある空洞(副鼻腔で最大の大きさの空洞)

 

上顎洞底挙上術とは

https://www.implant.ac/knowledge/article/211/

インプラント埋入するにあたり、上顎洞の底部をあげてインプラントが入る隙間を確保する手術

側方からアプローチして広範囲に挙上する方法(サイナスリフトやラテラルアプローチと呼ばれる)と、垂直的にアプローチしてインプラントを埋入する部分だけを限局的に挙上する方法(ソケットリフトやバーチカルアプローチ、クレスタルアプローチと呼ばれる)があります。

 

 

ソフト上でインプラントを埋め込む深さや位置を決めた後、サージカルガイドを作成します。

ガイドは3Dプリンターで製作されます。

 

このガイドを口腔内に装着し専用のドリルを用いて穴をあける事で、コンピューターソフト上で計画した位置にインプラント入れる穴をあけることができます。

 

今回のケースは歯肉を切らずに、パンチで歯肉に穴をあけるだけで手術を行いました。即日でアバットメント(土台)を装着し、テンポラリークラウン(仮歯)の装着まで行いました。

要した時間は30分ほどでした。

歯肉を切っていないため縫合の必要もなく、抜糸ももちろん不要です。

 

 

 

 

術後のCT画像です。

 

 

予定通りの位置にインプラントが埋入されていることが確認できます。

本ケースでは骨の厚みが薄く、骨の高さも低いので1mmのズレも許容されないケースです。

精度の良いガイドシステムを利用することで歯肉を切らないでもここまで精密にインプラントを埋入することができます。

 

あらかじめガイドシステムを用いてインプラントを埋入する位置を決めておけるので、即日で土台をたてて仮歯を装着することも可能です。

もっとも、即時荷重はインプラントの初期固定力や噛み合わせなどを考慮して行う必要があります。

 

このようにガイドシステムの利用はインプラント治療に対して非常に有効です。

唾液検査システム SillHa(シルハ) について

2021年02月21日

唾液検査システム SillHa(シルハ)について

 

当院では患者様により口腔内に関心をもって頂くため、唾液検査システムのSillHa(シルハ)を導入しました。

 

 

SillHa(シルハ)は2021年2月20日の「世界一受けたい授業」の番組でも紹介され、ご覧になられた方も多いと思います。

 

 

 

SillHa(シルハ)でできること

シルハは口腔内環境に関わる6つの項目を唾液だけで簡単に検査するシステムです。

 

 

 

大きく分けて

 

  • むし歯のリスク

  • 歯周病のリスク

  • 口臭

 

の3項目をについて検査をすることができます。

 

 

むし歯のリスクについて

SillHa(シルハ)で測定できるむし歯リスクは以下の3つです。

 

  •  むし歯菌数活性度

  •  酸性度

  •  緩衝能

 

 

 むし歯菌活性度について

 

口の中のむし歯菌の活性度を調べていきます。むし歯菌の活性度が高いとむし歯のリスクが高くなります。

数値の高い方はむし歯になりやすいと考えられますので、フッ素入りのハミガキ粉などの使用が推奨されます。

 

 

 酸性度について

 

お口の中の酸性度を測定します。

酸性度が高いほど歯が溶けやすくなります。

逆流性の胃腸炎の症状のある方はお口の中が酸性になり歯が溶けやすくなります。

 

 

 緩衝能について

 

緩衝能とは食事などで酸性になったお口を中和して、中性にする能力です。

緩衝能が低いとお口が酸性になっている時間が長くなり、歯が脱灰(溶ける)する量が増えやすくなります。

一方で緩衝能が高い方は食事などで酸性になったお口をすぐに中性に戻してくれるので歯が溶けにくくなります。

 

 

 

歯周病のリスクについて

SillHa(シルハ)で測定できる歯周病リスクは以下の2つです。

 

  • 白血球

  • タンパク質

 

 

 白血球について

 

白血球は生体防御に関わる細胞です。体の中に侵入した細菌やウイルスを排除する働きがあります。

そのため白血球の数が多くなっていると、細菌やウイルスが多くなっている可能性があり、

歯肉がダメージを受けやすい環境になっている可能性があります。

また、歯周病になっている方や歯周用のリスクの高い方は歯肉が炎症を起こしていることが多く、白血球が多く観察されます。

 

 

 タンパク質について

 

歯周病などにより歯肉から出血すると唾液の中に血液中のタンパク質含まれてきます。

そのため唾液中のタンパク質が多いと歯周病のサインの一つになります。

また、お口の中の細菌が多いとタンパク質も増えるため口腔衛生状態が悪いかたはタンパク質の量が多くなります。

 

 

 

口臭のリスクについて

アンモニアについて

 

口臭の程度を調べる一つの指標としてアンモニアの量が挙げられます。

お口の中が不潔になるとアンモニアの量が増えるため、アンモニアの量によりお口の清潔度や口臭の状態を把握できます。

 

 

SillHa(シルハ)の検査方法

 

SillHa(シルハ)は唾液検査ですので、唾液を採取するだけで検査ができます。

 

① 専用の洗口水で口をすすぐ

 

② すすいで吐き出した唾液を試験紙に滴下する

 

③ 専用の測定器で計測

 

検査は以上です。

 

検査結果は約5分で表示されます。

 

このようにSillHa(シルハ)は手軽でお口の状況や様々なリスクを検査することができます。

 

ただし、SillHa(シルハ)での検査はあくまでも簡易の検査です。

当院ではさらに精密な検査も可能です。

 

さらに精密な検査として

 

 

 「歯周病のDNA検査」

 

 

 「口臭測定器を用いた口臭測定」

 

 

も行っております。

 

まずは手軽なSillHa(シルハ)を体験してみませんか?

オステルビーコンを導入した理由

2021年02月20日

オステルビーコンを導入しました

オステルISQ値とは?

オステルビーコンとはスウェーデンのオステルAB社が開発したインプラントの安定性を測定する装置です。

インプラントが骨とどれだけ結合しているかを示す値ISQ(インプラント安定指数)を非接触で測定することができます。

 

 

オステル値の測定方法

埋入したインプラント体にスマートペグという専用のネジをはめ込みます。

 

 

そのペグに測定器を近づけ、磁気パルスの共振を測定し数値化することでISQ値を測定します。

 

 

ISQ値を測定することでこれまでは術者の経験と勘で判断していたインプラントの安定性を客観的に判断することができます。

 

ISQ値は1~100で示され、60までが安定性が低く、61~70までが中程度の安置性、71以上が高い安定性があるとされています。

 

 

なぜISQ値を測定するのか?

インプラントを顎骨に埋め込むと骨の治癒とともにインプラントと骨が結合していきます。

これをオッセオインテグレーションと言います。

 

 

オッセオインテグレーションにどれだの期間が必要になるのかは使用するインプラントや骨の質により異なります。

 

 

当院で主に使用しているストローマンインプラントではSLA®という表面に特殊な処理を行っています。このSLA®処理を行っているタイプでオッセオインテグレーションの獲得に約3~4か月と言われています。

 

 

さらに同じくストローマンインプラントのSLActive®タイプのインプラントでは1~2か月でオッセオインテグレーションを獲得できると言われています。

 

 

ストローマン社のインプラントはオッセオインテグレーションがしやすいインプラントとされており、他のメーカーについても3~4か月ほどでオッセオインテグレーションが獲得できると考えられます。

 

ところが、骨の質が悪い場合、骨を増やす手術(GBR・ソケットリフト・サイナスリフトなど)や抜歯即時埋入(歯を抜くと同時にインプラントを埋入)した場合は状況が異なります。

 

骨の状態が正常でない場合はオッセオインテグレーションの獲得に時間がかかります。

そのため通常よりも長い期間オッセオインテグレーションを獲得するための期間を設ける齲必要があります。

 

では、どれだけ長く待てばよいのか?

 

これは術者の経験や勘に頼ることになります。

 

オッセオインテグレーションの獲得が十分にできていない時に上部構造を装着するとインプラントの早期脱落の原因になる可能性があります。

 

逆に待機期間を長くとりすぎるとオッセオインテグレーションを獲得しているのにもかからず上部構造の装着が遅れてしまいます。

 

ISQ値を測定することで適切なタイミングでインプラントの上部構造を装着することが可能になります。

 

 

オステルビーコンにした理由とは?

ISQ値を測定する機械は数種類販売されております。

当院ではコードレスタイプのオステルビーコンを導入しました。

ISQ値はインプラント埋入時の手術時にも測定することがあります。インプラントの手術には様々な器具や機器を使用します。

また。滅菌も徹底して行います。その際にコードのあるタイプで取り回しが悪くなります。

そのため当院ではコードレスタイプのオステルビーコンを導入しました。

 

 

オステルビーコンを導入することでこれまで以上に安全なインプラント治療を行うことができます。

 

 

 

マウスピース矯正の管理アプリ登場

2020年10月18日

マウスピース矯正の管理アプリ登場

 

マウスピース矯正の管理が楽に!

インビザラインのバーチャルアプリ登場!

 

 

 

インビザライン社からマウスピース装着時間の管理とオンライン診療を行うサービスがリリースされました。

 

 

このアプリを利用することで、マウスピースの装着時間が適切に守られているか?

予定通りに歯が動いているかを担当医が確認できます。

 

そのため、歯科医院に通院する回数を減らすことができます。

コロナウイルスウイルス感染拡大が心配される時世ですが、このアプリを利用することで安心してインビザライン(インビザラインGOも含む)での矯正治療を進めていくことができます。

 

 

このアプリでできることは以下です。

 

 

My Invisalignアプリ

 

・動画や写真の送信

・過去の送信ログを確認

・歯科クリニックよりオンライン(アプリ上)でフィードバックを得る

 

ことができます。

 

当院ではLINEアプリを通じて患者様と連絡をとり、インビザラインでのマウスピース矯正の進行状況を確認しております。

 

LINEアプリでは写真の送信は可能ですが、患者さんが自分のお口の撮影をすることは困難で、もっぱら文章のみでの連絡が主になっております。

 

そのため、LINEアプリでは詳細な状況を把握することが困難でした。

 

 

今回リリースされたMy Invisalignアプリでは、患者さん自身で規格化された写真や動画が撮影しやすくなっております。

 

 

そのため、クリニック側でマウスピース矯正の進行状況を把握しやすくなります。

 

医院側から写真や動画を送信するようにリマインダーを設定することができますので、適切なタイミングでマウスピース矯正の進行状況を確認することが可能です。

 

 

 

もし、矯正治療の進行状況に問題があれば医院側からアドバイスや来院の指示を行うことができます。

 

これらの履歴は保存され、順調に矯正治療が進んでいるか患者様自身で確認することができます。

 

もし、マウスピース矯正の進行状況に問題があればバーチャル診療を行うことも可能です。

 

オンライン会議ソフト(Zoom)を利用することで、来院することなくクリニックの歯科医師やスタッフとのオンライン診療が可能となりました。

 

IPR(歯と歯の間を削る)やアタッチメントの付与、各種矯正装置の装着(クリアボタンなど)は来院していただく必要がありますが、

経過観察のみであればMy Invisalignのアプリで可能となりました。

 

さらに、My Invisalignアプリにはマウスピースの装着時間を管理したり、カレンダー機能があります。

この機能を利用することでマウスピースが適切に装着されているかが判断でき、マウスピースの適切な交換時期を管理できます。

 

このサービスは始まったばかりですので、当院でも試行錯誤しながら運用方法を確立していく予定です。

口臭が起こりやすい食べ物とは?口臭の予防・改善方法もご紹介!

2020年10月8日

日本最大級のホワイトニング マウスピース矯正の情報サイト「Smile Teeth」で「口臭の記事」を監修しました。

 

 

その記事の内容の一部を紹介します。

 

口臭が起こりやすい食べ物とは?口臭の予防・改善方法もご紹介!

 

口臭の原因はさまざまありますが、食べ物が原因で一時的に起こる口臭があるのをご存知ですか?

 

例えばニンニクは口が臭くなる、焼肉を食べたから口が臭いなど、食べ物と口臭には密接な関係があります。

 

口臭が起こりやすい食べ物や予防、改善方法をご紹介します。

 

 

食べ物が原因で起こる口臭

 

1.ニンニク、ニラ、ネギ、玉ねぎ

アリシンという臭い成分が肺から息として排出されて口臭となります。

 

2.納豆

納豆菌が発酵するときに発生するアンモニア成分によって口臭が発生します。

納豆によるアンモニアは身体の中に吸収されないため、ガムを噛んだり、歯を磨いたりしてアンモニア成分を口から除去するとすぐに口臭は治まります。

 

 

3.アルコール

アルコールが体内で分解されるときに発生するアセトアルデヒドが口臭の臭いの元となります。

お酒を飲むと顔が赤くなる人はアセトアルデヒドを分解する力が弱いため、飲酒による口臭が発生しやすい傾向があります。

また、アルコールによる身体の脱水作用により口が乾燥しやすくなると、口内細菌の繁殖が活発になり口臭が起きやすくなります。

 

 

4.コーヒー

カフェインによる利尿作用により身体の水分が減少して口が乾燥するため、口内細菌の繁殖が活発になり口臭が起きやすくなります。

コーヒーの粒子は歯や舌に停滞しやすく、一緒に摂取することが多い砂糖やミルクは口内細菌の活動を活発化させて、口臭の原因物質を作り出します。

 

 

5.チーズ・牛乳などの乳製品

チーズ・牛乳などの乳製品の硫黄成分が多く含まれたタンパク質を口内細菌が分解して口臭の原因物質を作り出し、口臭を発生させます。

 

 

6.アブラナ科の野菜

ブロッコリー・キャベツなどのアブラナ科の野菜にはインドールという成分が含まれています。インドールは口に停滞すると、腐った野菜のような臭いがします。

 

続きはこちら

(Smile Teeth のページにリンクします)

口腔内スキャナーを利用した矯正治療計画立案の有効性について

2020年10月3日

2020年 日本歯科審美学会で発表を行いました。

コロナ禍の影響でオンラインでの開催になりましたが、「PE-18」にで発表を行いました。

 

発表内容は以下です。

(一部改変しております)

 

 

 

口腔内スキャナーを利用した矯正治療計画立案の有効性について

Effectiveness of Orthodontic Treatment Planning Using Intraoral Scanner

〇大前正範 1 )、 竹内 摂 2) 、 初岡昌憲 2) 、 岩田有弘 2) 、 山本一世 2)
〇Omae Masanori 1), Takeuchi Osamu 2) , Hatsuoka Masanori 2),  Iwata Naohiro 2) , Yamamoto Kazuyo 2)
1)北歯科医院  2 )、大阪歯科大学 歯科保存学講座
1)KitaDetal Clinic  2 )、Department of Operative Dentistry, Osaka Dental University

 

[目的]

 

近年、口腔内スキャナを利用した矯正治療が行われている.口腔内スキャナを用いることで、コンピューターソフト上で矯正治療の計画が立てることが可能となった.

今回は比較的軽度の叢生を主訴をとする患者に術前の矯正シミュレーションを行いマウスピース矯正を行った症例を報告する.

 

[方法]

 

口腔内スキャナにはiTero( Align 社)を使用した.臼歯部の咬合は AngleⅠ 級で、前歯に軽度の叢生が認めれらる症例について検討を行った.

矯正治療にはインビザラインGO (Align 社)のシステムを利用した.

口腔内スキャナで歯牙のスキャンおよび咬合を採得後、 outcome simulator で矯正後の歯列状態のシュミレーションを行った.その後、クリンチェックを行い矯正治療計画を立案した.

矯正治療終了後、iTero にて歯牙のスキャンを行い矯正治療終了後の状態を記録した.

なお、いずれの症例においても追加アライナーは使用しなかった.

 

[症例1]

 

患者:25歳
女性
前歯部叢生を主訴に来院
既往歴に特記事項なし

 

 

ケースアセスメント

治療経過

 

 

 

[症例2]

 

患者:26歳
女性
前歯部叢生を主訴に来院
既往歴に特記事項なし

 

 

ケースアセスメント

治療経過

 

 

[考察]

 

両症例ともにoutcome simulator とクリンチェックは同程度の矯正治療の結果を予測した.

また、インビザライン GOでの矯正治療後はクリンチェックで示された矯正治療計画とほぼ同じ結果となった.

本症例ではケースアセスメントの判定において矯正治療の難易度が比較的軽度の症例であった、さらにインビザライン GO では大臼歯の移動は行わない.

そのため、矯正治療の難易度も低く、 outcome simulator とクリンチェックの矯正治療計画に大きな差異が生じなかったと考えれる.

Outcome simulatorはiTero で口腔内スキャン後に数分で矯正治療のシュミレーションが可能である。そのため、矯正治療における治療計画立案に有効であると考えられる.

 

*本演題に関連し、演者らに開示すべきCOIはありません.

 

 

発表内容は以上です。

 

インビザラインコンヘリシブパッケージ(インビザラインフル)でもiTeroによる outcome simulatorで矯正シュミレーションは可能です。

インビザラインコンヘリシブパッケージは大臼歯の移動も可能で幅広い症例に対応することができます。

噛み合わせの基準となる大臼歯が動かせるため、矯正治療計画が複雑となり、outcome simulator での矯正シミュレーションは参考になりません。

その後のクリンチェックと呼ばれる矯正治療計画を歯科医師が立案する必要があります。

また、マウスピースの数に制限はありません。

 

一方で、インビザラインGOは大臼歯を動かすことはできません。歯を動かす距離にも制限があり、マウスピースは20ステップまでと制限されています。

そのため、outcome simulator での矯正シュミレーションも予測性が高くなります。

インビザラインGOは第2小臼歯までの上下20本だけの制限もの多いマウスピース矯正システムですが、適応する症例では非常に信頼性の高い矯正治療です。

ガイデッドサージェリーについて

2020年09月6日

ガイデッドサージェリーについて

 

当院ではインプラントの埋入オペは必ずサージカルガイドを作成します。

サージカルガイドは今ではかなり一般的にはなっておりますが、当院では約10年前から導入しております。

サージガイドを使用してインプラントの埋入手術を行う方法をガイデッドサージェリーと言います。

 

サージカルガイドとは

 

CTデータからコンピューターソフト上で最適なインプラント埋入位置を決め、その位置に正確にドリルで穴をあけるための器具です。

当院ではストローマン社製のインプラントを使用しており、サージカルガイドもストローマン社製の物を使用しております。

以前は歯型を作成して歯科技工士の手で作成しておりました。

 

手順は以下です

 

① CTを撮影しインプラントを埋入できる骨があるか確認

② 歯型を取り、模型を作成

③ 歯科技工士がワックスアップを行い、インプラントで歯を入れた状態を再現

④ ③で作成したワックスアップを取り込んだマウスピースを作成

⑤ ④で作成したマウスピースをお口にはめた状態でCTを撮影

⑥ CTデータをコンピューターソフトに取り込み、インプラント埋入位置の設計

⑦ 設計データを元にマウスピースを加工して、歯科技工士がサージカルガイドを作成

 

このように非常に手間のかかる作業でした。

 

歯科技工士による作業が2回必要(②③、⑦)になります。そのたびに宅配便で技工所に模型を送る必要がありました。

また、CT撮影が2回(①と④)必要となります。

最短でも1か月近くはこの作業に期間を要しておりました。

 

 

ところが、ここ数年でセレックなどの光学印象機器が普及し、型を取らなくてもコンピューターソフト上で簡単にサージカルガイドが作成できるようになりました。

 

手順は以下のように短種されました。

 

① CTを撮影しインプラントを埋入できる骨があるか確認

 

② セレック(光学印象機器)で歯型をスキャン①と②のデータをコンピューターソフト上に取り込み、インプラント埋入位置の設計

 

 

③ 設計データをインターネットでメーカーに送信し、3Dプリンターでサージカルガイドを作成

 

 

このように作業手順が大幅に減りました。

また、設計データをインターネットでメーカーに送信できるので納期をお幅に短縮されました。

数日でサージカルガイドが作成できるようになりました。

 

デジタル技術の進歩と普及のお揚げでインプラント治療はより安全でよりスピーディーになりました。

インプラント治療に限らず、セレックなどのCAD/CAM技術を利用し即日でクラウンを作成することも可能となりました。

 

 

矯正治療も歯型を光学印象機器(iTero)で歯型をスキャンするだけで矯正後の歯並びをシュミレーションしたり、矯正器具をすぐに作成することが可能となりました。

 

健康保険にもCAD/CAM技術を用いた治療方法が導入されています。これからの歯科医療従事者は手先の器用さだけではなく、デジタル技術を扱う知識も必須となってきております。

マウスピース矯正システムのシステムが変わると治療期間がどれだけ変わる?

2020年05月24日

マウスピース矯正システムのシステムが変わると治療期間がどれだけ変わる?

 

現在、マウスピース矯正システムは数多くあります。
その中でも大きく2種類に分けられます。

 

以前のBLOGでも解説しましたが、改めて記載します。

 

 

ワンインプレッションシステム

 

最初の型取りで最終ステップまでのマウスピースを作成するシステム
マウスピース矯正期間中に型取りが不要なため、矯正期間が短くなる
口腔内スキャナが必要になることもあり、医院側の導入ハードルが高い
1ステップ1~2週間でマウスピースを交換

 

 

 代表的なシステム

 

  • インビザライン(インビザラインGO含む)
  • クリアコレクト

 

 

マルチインプレッションシステム

 

矯正期間中に複数回型取りを行い、その都度マウスピースを作成していくシステム
途中で矯正治療の計画の修正や変更が可能だが、型取りのたびに納品待ちの期間が生じ、矯正期間が長くなる
口腔内スキャナが不要なので、医院側の導入ハードルが低い
1ステップでソフトとハードの2種類のマウスピースをそれぞれ1~2週間ほど装着するシステムが多い

 

 代表的なシステム

 

  • アソアライナー
  • スターアライン
  • シースルーアライナー
  • キレイライン

 

 

それでは同じ症例でどれだけ矯正期間に差が出るか検証しました。

 

 

検証1

インビザラインGO と 某社マルチインプレッションシステム

 

20代女性のケースです。

インビザラインGOでの治療計画(クリンチェック)

 

 

 インビザラインGOでの治療期間は15ステップ

 

矯正期間

 

オーダーしてからマウスピースの納品まで 2週間

1ステップ毎のマウスピース装着期間は1~2週間(平均10日間)
総マウスピース装着期間 平均10日間として約150日(約22週間)

  総矯正期間 24週間(6か月)

 

 

 

 

某社マルチインプレッションシステムでの治療計画

某社マルチインプレッションシステムでの治療計画は16ステップ

 

 矯正期間

 

オーダーしてからマウスピースの納品まで 4週間

1ステップ毎のマウスピース装着期間
ソフト+ハード 3週間
総マウスピース装着期間 48週間

矯正期間中の型取り 4回
マウスピース納品期間 4週間が4回で合計16週間

  総矯正期間 68週間(約17か月)

 

 

おなじ人、同じような矯正治療計画でもシステムが異なれば矯正期間はこれだけ変わります。

 

 

インビザラインGO 約24週間

S社 マルチインプレッションシステム 約68週間

 

 

どちらのシステムもメリット・デメリットがありますのでご自身にあったシステムを選ぶことが重要です。

 

 

同様に別のシステムでの比較も検証します。

 

検証2

クリアコレクト と 某社マルチインプレッションシステムの比較

 

30代女性のケースです。

 

クリアコレクトでの治療計画

クリアコレクトはインビザラインと同様のワンインプレッション型のマウスピース矯正しすてむです。

インビザラインよりはやや厚めのマウスピースを用います。

クリアコレクトでの矯正期間は25ステップ

 

 

 

 矯正期間

オーダーしてからマウスピースの納品まで 2週間

  1ステップ毎のマウスピース装着期間は2週間
総マウスピース装着期間 50週間

 総矯正期間 52週間(約13か月)

 

 

 

某社マルチインプレッションシステムでの治療計画

某社マルチインプレッションシステムでの矯正期間は30ステップ

 

矯正期間

 

オーダーしてからマウスピースの納品まで 4週間
1ステップ毎のマウスピース装着期間
ソフト+ハード 3週間
総マウスピース装着期間 90週間

矯正期間中の型取り 8回
マウスピース納品期間 4週間が8回で合計32週間

総矯正期間 126週間(約32か月)

 

 

 

クリアコレクト(ワンインプレッションシステム) 約52週間

C社(マルチインプレッションシステム) 約126週間

 

 

 

このような結果になりました。

 

マルチインプレッションシステムは1ステップ毎のマウスピース装着期間が長く、
矯正期間中に次のステップのマウスピースを作成するための型取りが必要です。

その都度、マウスピースの納品待ち期間が生じてしまいます。
そのため、総矯正期間が長くなりなりやすいという傾向があります。

ご自身にあったシステムを利用しましょう。

 

早めに矯正治療を開始したほうが良い理由

2020年05月20日

矯正治療は早めの方が良い理由とは?

 

以前のBLOGで歯並びが悪くなり理由の一つに、アーチレングスディスクレパンシー(歯列の大きさと歯の大きさの不調和)があることを説明しました。

 

 

写真の青のラインが歯列の長さです。

赤のラインの総和が歯の長さです。

 

青と赤のラインの長さが同じなら歯はきれいに並びます。

 

青のラインの方が長ければ(歯列の方が大きい)といわゆるすきっ歯に、

赤のラインの方が長ければ歯が並びきらずに叢生(ガタガタ)になります。

 

現代人は顎が小さくなってきておりますので歯列が狭くなってきています。

そのため、叢生になる方が非常に多くなっています。

 

ところで、この状態のまま放置するとどうなるでしょうか?

 

歯は基本的に前に寄っていく性質があります。

そのため、叢生を放置するとどんどん叢生がひどくなります。

 

 

この写真の場合、だんだんと歯が前に寄ってきます。(青色のライン)

そうなると、叢生がひどくなり左下側切歯が内側に押し出されていきます。

このケースでは非抜歯で矯正治療を行うこととになりましたが、これ以上叢生が強くなると抜歯して歯を間引きすることも必要になってきます。

また、矯正期間も長くなります。

 

「昔は歯並びがきれいだったのに、最近ガタガタしてきた」

という声を患者様からお聞きすることがあります。

 

それは、軽度の歯列不正を放置していたため歯並びがどんどん崩れてしまってきているからです。

もし歯並びに問題があるなら、できるだけ早く矯正治療を進めるほうがお勧めします。

 

また、歯並びが良くなると見た目や噛み合わせだけでなく、むし歯や歯周病になりにくい環境を手に入れることができます。

 

歯並びがガタガタしていると、ブラッシングがしにくく口腔衛生状態を清潔に保ちにくくなります。

そのため、むし歯がや歯周病になりやすい環境になってしまうことがあります。

 

矯正治療で歯並びを改善するとブラッシングしやすい口腔環境を手に入れることができます。

結果として、むし歯や歯周病の予防にもつながります。

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