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インビザラインとインビザラインGO

2019年11月23日

インビザラインとインビザラインGO

 

今回はインビザラインとインビザラインGOの違いについて解説します。

どちらも米国Align社が提供しているサービスです。

 

インビザライン

インビザラインは1999年からアメリカでサービスが開始されたマウスピース矯正システムです。

現在までで約800万症例ほどの実績があるシステムです。

特徴としては大臼歯(奥歯)を含めてすべての歯を動かすことが可能です。

そのため、幅広いケースに対応ができるシステムです。

奥歯を動かすことができるということはそれだけ治療計画も複雑かつ高度になります。

また、治療費や矯正期間も従来のワイヤー矯正と同等かそれ以上となることも多くなります。

つまり、インビザラインは矯正治療に詳しい(矯正治療専門)の歯科医師向けのシステムと言えます。

 

インビザラインの派生システムとして

インビザラインライトパッケージ

インビザラインエクスプレスパッケージ

などがあり、軽度の症例に対応したプランもあります。

 

 

インビザラインGO

インビザラインGOはインビザラインのシステムはそのままに大臼歯を動かさず、

前歯のみ歯列矯正に特化したシステムとして開発されました。

大臼歯を動かさないため、対応できる症例は限られます。

また、矯正期間が20ステージまでに制限されています。

そのため、治療費や矯正期間が短くなるという特徴があります。

 

インビザラインとインビザラインGOの違いは

「大臼歯」を動かすか動かさないか?

ということです。

 

大臼歯はその名の通り、臼の形をしていて摂取した食物をすりつぶして飲み込みやすくする役目があります。

また、大臼歯には根が3~4本あり噛み合わせを支える役割もあります。

さらに大臼歯の位置により前歯が並ぶスペースが決定されるので、大臼歯の位置は前歯の歯並びにも影響します。

 

つまり大臼歯の位置が変わるということは、

噛み合わせの支え方や前歯の歯並びも変わってしまうということです。

 

大臼歯を動かして矯正治療を行うには矯正治療に関してより専門的な知識と技術が必要となります。また、状況によりワイヤー矯正などを組み合わせて矯正治療を行うケースもあります。そのため、矯正期間が長く治療費も高くなりがちです。

インビザラインは矯正治療を専門にしている歯科医師向けのシステムであり、症例としては難症例を含めた多くのケースで対応可能です。

 

一方、インビザラインGOは大臼歯を動かしません。そのため、噛み合わせの基準を変えずに矯正治療を行います。大臼歯を動かさないことで矯正治療もシンプルとなり、インビザラインに比べ治療期間が短く、治療費も抑えることができます。

インビザラインGOは一般歯科向けの矯正システムであり、症例としては軽度から中程度までの対応となります。

 

まとめると

 

軽度~中度の歯列不正の矯正治療

インビザラインGOでの矯正治療がお勧め

理由:矯正期間が短く、治療費が安い

 

中度~重度の歯列不正の矯正治療

インビザラインでの矯正治療がお勧め

理由:インビザラインGOでは対応できないため

 

いずれにしてもiTeroという口腔内スキャナーを用いて術後の簡易シミュレーションを行うことが可能です。

しっかりと担当医と相談して治療計画を立案していきましょう。

なぜ、インビザラインGO?

2019年11月4日

インビザラインGOを第1選択のシステムとした理由

現在、多くのマウスピース矯正システムが存在することを前回と前々回の記事で触れました。
今回の記事ではなぜ当院がインビザラインGOを第1選択にしているかを報告したいと思います。

今までの記事でマウスピース矯正は型取りが1回で済むワンインプレッション型と、
複数回の型取りを行うマルチインプレッション型のシステムに分けられることを報告しました。
(注 正式な分類ではありません。わかりやすく説明するために私が便宜的に分類したものです。)

当院では見た目を良くする審美歯科治療に力を入れております。

そのため、
①矯正期間が短く
②シンプルな術式
③確実に歯が動く
マウスピース矯正システムを用いる必要があります。

特に矯正期間を短くするためにはワンインプレッション型のシステムが最適です。

また、確実に歯を動かすためにはマウスピースが歯にフィットしなければなりません。さらに、歯を効率よく動かすため、歯に適切な力を加えるアタッチメントの存在が必要です。

それらを踏まえ、当院で治療可能なマウスピース矯正システムは
・インビザライン
・インビザラインGO
・クリアコレクト

の3種類になります。

 

 

インビザライン

インビザラインは世界で最も症例数が多く、信頼性の高いシステムです。
ただし、前歯だけでなく奥歯の歯並びも動かすシステムなので矯正期間が長くなります。
また、ワンインプレッション型のマウスピース矯正システムは、スタートからゴールまでのマウスピースを一度に作成します。
そのため、矯正期間中のむし歯の治療が困難になることもあります。
インビザラインは手軽に矯正をするシステムというよりは、奥歯を含めた歯並び全体を治療する矯正システムで、矯正治療に詳しい歯科医師が用いるべきシステムとも言えます。
ちょっとだけ歯並びを治したいという方の矯正治療をするにはやや大げさな治療方法とも言えます。

 

 

インビザラインGO

インビザラインGOは2018年から日本でも使用可能になったインビザラインの一つです。

インビザラインGOはインビザラインシステムはそのままに、大臼歯は動かさす前歯(小臼歯も含む)のみに特化しているマウスピース矯正システムです。
噛み合わせの基準となる奥歯を動かさないので、矯正期間が短くなります。
また噛み合わせの高さを変えないのでトラブルも生じにくいシステムと言えます。
そのため、前歯の見た目だけを改善したい場合にはとても有効なシステムです。
ただし、小臼歯(前から5本まで)までしか動かせないため適応できる症例には限界があります。
また、作成できるマウスピースも20ステージまでとなっていますので、中から重度の叢生(歯のガタガタ)には不向きです。また、歯を抜かないといけないようなケースには対応できません。
マウスピース矯正の装着期間は1ステージ1~2週間なので、インビザラインGOの矯正期間は最長でも40週間(10か月)となり、
非常に短い期間で矯正治療を終えることができます。

 

 

クリアコレクト

クリアコレクトはインビザラインと良く似たシステムとなっております。

インプラントではTOPシェアのストローマン社が提供しているサービスであり、信頼できるメーカーです。

 

 

インビザラインとクリアコレクト

インビザライン系(インビザラインGOを含む)とクリアコレクトの違いはiTeroによる術前の簡易シュミレーションができるかできないかにあります。
インビザライン系ではiTeroという光学スキャナーで歯の形をスキャンするとその場ですぐに矯正後の歯並びをシミレーションすることができます。
このシミレーションはインビザライン社に蓄積された700万以上の症例を元にAIが行います。
あくまでも簡易のシミレーションではありますが、このシミレーションを元に治療計画を相談することができます。

 

 

 

iTeroとは

iTeroは歯科用の光学式の口腔内スキャナーです。従来の型取りとは異なり、写真を撮影するように歯の形を読み取ります。スキャンするとその場ですぐに矯正後の簡易シミレーションができます。また、データーをアメリカのインビザライン社に直接送ることができるので、マウスピース矯正をすぐに始めることができます。

 

 

 

インビザラインGOにした理由

ちょっとだけ歯並びを治したい。

前歯のここだけを治したい。

 

でも、

ワイヤーを付けてまで矯正はしたくない

奥歯までの本格的な矯正までは必要ない

 

という患者様のご希望をよく聞きます。

噛み合わせが安定していて、軽度の叢生(歯のガタガタ)であれば矯正期間が短く、費用をなるべく抑えたシステムが望ましいです。

また、矯正治療前に実際にどのような歯並びになるのかがある程度わかれば適切な矯正方法を選択することができます。

以上のことを踏まえ、当院ではiTeroを導入してインビザラインGOを中心にマウスピース矯正をお勧めしています。

術前シミレーションをすることでインビザラインGOでは困難なケースであれば、当院の矯正医でインビザラインでマウスピース矯正治療や、従来のワイヤー矯正も可能です。

どのシステムや治療方法にも一長一短ありますので、しっかりと検討してご自身にあった治療方法を選択していきましょう。

続・マウスピース矯正システムについて

2019年10月22日

続・マウスピース矯正のメーカ選択について

 

前回の記事でマウスピース矯正のシステムについて大まかに2種類に分けられることについて述べました。

それぞれのシステムに特徴があり、どのシステムを選択するかが重要となります。

当院では今までの経験を踏まえてなぜ現在インビザラインGOを中心にマウスピース矯正を行っているのかを解説します。

 

当院はもともとマウスピース矯正を積極的に行う予定はありませんでした。なぜなら、マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べコストが非常に高くなります。そのため、矯正料金も高くなります。矯正専門の医院ではない当院ではあまり需要がないと考えていたからです。

 

当院ではホワイトニングやセラミック治療など審美歯科治療に力をいれております。それらの治療を受けておられる患者様からマウスピース矯正をしたいとの要望を聞くことが多くなってきました。また、歯並び全部ではなく前歯だけを部分矯正を望む声を多く聞きました。

そのため、マウスピース矯正で前歯を中心に歯並びを整えるシステムで、なおかつ治療費を安く提供できるシステムを探し、スターアラインのシステムを導入しました。

スターアラインシステムは先日の記事の分類ではマルチインプレッション型の矯正システムです。数ステージ毎に型を取り、マウスピースを作成していきます。また、診断は顔貌写真(顔の写真)、レントゲン写真、上下の歯型の型取りを用意するだけで矯正方法や最終的な歯並びのゴールの設定はシステム側ですべて行います。そのため、矯正専門の医院でなくても気軽に導入できるシステムです。

(インビザラインは本来、矯正専門医が使用するシステムです)

また、前場のみを動かす矯正システムなのでインビザラインに比べるとコストを抑えることができるため治療費も安くできるメリットがあります。

 

マウスピースは1ステージにつきソフトタイプを1週間装着後、ハードタイプを2週間装着します。4ステージ毎に型取りを行い、マウスピースを新たに作成していきます。

 

インビザラインシステムのようなアタッチメントシステムはありません。

 

 

 アタッチメントとは?

歯の表面にコンポジットレジンで突起を付与し、歯を動かすシステムのこと

赤色の突起がアタッチメント、実際は歯と同じ色のコンポジットレジンを用いますので、目立ちません。

 

 

上記の特徴によりスターアラインは矯正専門の歯科医院でなくてもマウスピース矯正が比較的簡単に行えるシステムです。

欠点しては治療期間が長くなりがちになります。4ステージ毎に印象を採りマウスピースを作っていきますので、新しいマウスピースが納品されるまでは矯正治療が進まなくなります。またアタッチメントが無いので歯を動かすスピードが遅くなり、矯正期間が長くなることがあります。

 

スターアラインの特徴をまとめると

長所

  • 矯正専門の医院でなくてもマウスピース矯正ができる。
  • 4ステージ毎に印象を取り直すので、矯正期間中のむし歯の治療が可能。

 

短所

  • 矯正期間が長くかかることがある。
  • アタッチメントが無いため、歯が動くのに時間がかかる。
  • 意外とコストが高くつく
  • インビザラインのように即時で矯正シミュレーションができない

 

以上がスターアラインを使用して当院の院長が感じた感想です。

 

マルチインプレッション型のマウスピース矯正は手軽に始めやすいメリットがありますが、矯正期間が長くなる傾向があるように思います。

 

次回はインビザラインやクリアコレクトのようなワンインプレッション型のマウスピース矯正のシステムを取り上げる予定です。

マウスピース矯正はどのシステムが良いの?

2019年10月17日

マウスピース矯正のメーカ選択について

現在、多くのマウスピース矯正のシステムが開発されています。私がセミナーを受講しライセンスを取得し当院で使用可能なシステムを挙げると、

 

  • インビザライン(インビザラインGO)
  • ASOアライナー
  • スターアライン
  • クリアコレクト
  • シースルアライナー

 

のシステムを用いて当院でマウスピース矯正が可能です。

また、私がライセンスを取得していないメーカも数多くあり、一体どのシステムが良いのか迷ってしまう現状があります。

私が使用しているマウスピース矯正システムでどのような特徴があるのかを私見ではありますが、ご報告したいと思います。

 

現在、マウスピース矯正が大きく分けて2種類の方法があります。

一つはインビザラインに代表される印象(歯型の型取り、または口腔内スキャン)が最初の1回のみ行うもの。

もう一つはASOアライナーに代表される3~4ステージごとに複数回の印象を行うものに分けられます。

便宜的に印象が1回で済むシステムをワンインプレッションシステム、複数回の印象を行うシステムをマルチインプレッションシステムと分類します。

(注 あくまで私が便宜的に分類したもので一般的な分類ではありません)

 

私が使用しているマウスピース矯正システムを上記の分類で分けると

 

ワンインプレッション型

  • インビザライン(インビザラインGO)
  • クリアコレクト

 

マルチインプレッション型

  • ASOアライナー
  • スターアライン
  • シースルーアライナー

となります。

 

それぞれのマウスピース矯正システムの特徴は

 

ワンインプレッション型の特徴

  • 型取りが1回で済む
  • マウスピースの型さは1種類で、1~2週間ごとにステージが進む
  • 矯正治療の進行がスムースに進みやすい
  • 一方で、矯正期間中にむし歯の治療が困難
  • 途中で矯正治療の歯並びを変更することが困難

(矯正スタートから終了までのマウスピースを最初の1回の印象のみで作成するため)

 

マルチインプレッション型

  • ステージの進行に応じて印象をとるため、途中で治療計画の変更が可能(メーカによる)
  • 矯正期間中にむし歯の治療が可能
  • 数ステージ毎に印象が必要となり、矯正期間が長くなる。
  • 2種類の型さのマウスピースを使用するため1ステージ毎の期間が長い

 

矯正料金については医院ごとに異なりますのでここでは触れません。

 

これらの特徴を考えてどのマウスピース矯正システムを使用するかを考えていく必要があります。

当院では色んなシステムを用い比較検討した結果、現在ではインビザラインGOシステムを中心にマウスピース矯正を行っております。

これについてはまた詳しく解説していきたいと思います。

「ブログ」を新設致しました。

2019年10月9日

「ブログ」を新設致しました。
今後ともよろしくお願い致します。

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