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ガイデッドサージェリーについて

ガイデッドサージェリーについて

 

当院ではインプラントの埋入オペは必ずサージカルガイドを作成します。

サージカルガイドは今ではかなり一般的にはなっておりますが、当院では約10年前から導入しております。

サージガイドを使用してインプラントの埋入手術を行う方法をガイデッドサージェリーと言います。

 

サージカルガイドとは

 

CTデータからコンピューターソフト上で最適なインプラント埋入位置を決め、その位置に正確にドリルで穴をあけるための器具です。

当院ではストローマン社製のインプラントを使用しており、サージカルガイドもストローマン社製の物を使用しております。

以前は歯型を作成して歯科技工士の手で作成しておりました。

 

手順は以下です

 

① CTを撮影しインプラントを埋入できる骨があるか確認

② 歯型を取り、模型を作成

③ 歯科技工士がワックスアップを行い、インプラントで歯を入れた状態を再現

④ ③で作成したワックスアップを取り込んだマウスピースを作成

⑤ ④で作成したマウスピースをお口にはめた状態でCTを撮影

⑥ CTデータをコンピューターソフトに取り込み、インプラント埋入位置の設計

⑦ 設計データを元にマウスピースを加工して、歯科技工士がサージカルガイドを作成

 

このように非常に手間のかかる作業でした。

 

歯科技工士による作業が2回必要(②③、⑦)になります。そのたびに宅配便で技工所に模型を送る必要がありました。

また、CT撮影が2回(①と④)必要となります。

最短でも1か月近くはこの作業に期間を要しておりました。

 

 

ところが、ここ数年でセレックなどの光学印象機器が普及し、型を取らなくてもコンピューターソフト上で簡単にサージカルガイドが作成できるようになりました。

 

手順は以下のように短種されました。

 

① CTを撮影しインプラントを埋入できる骨があるか確認

 

② セレック(光学印象機器)で歯型をスキャン①と②のデータをコンピューターソフト上に取り込み、インプラント埋入位置の設計

 

 

③ 設計データをインターネットでメーカーに送信し、3Dプリンターでサージカルガイドを作成

 

 

このように作業手順が大幅に減りました。

また、設計データをインターネットでメーカーに送信できるので納期をお幅に短縮されました。

数日でサージカルガイドが作成できるようになりました。

 

デジタル技術の進歩と普及のお揚げでインプラント治療はより安全でよりスピーディーになりました。

インプラント治療に限らず、セレックなどのCAD/CAM技術を利用し即日でクラウンを作成することも可能となりました。

 

 

矯正治療も歯型を光学印象機器(iTero)で歯型をスキャンするだけで矯正後の歯並びをシュミレーションしたり、矯正器具をすぐに作成することが可能となりました。

 

健康保険にもCAD/CAM技術を用いた治療方法が導入されています。これからの歯科医療従事者は手先の器用さだけではなく、デジタル技術を扱う知識も必須となってきております。

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