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格安マウスピース矯正の問題点

2021年10月9日

格安マウスピース矯正の問題点

 

マウスピース矯正が認知され、日本でも新しいサービスがドンドン導入されています。

その中で最近は「格安マウスピース矯正」も増えています。

 

格安マウスピース矯正が普及し、歯並びの重要性が認知されることはとても良いことだと思います。

 

 

一方で、トラブルも急増することが懸念されています。

 

 

具体的には

 

思ったような治療結果が得られなかった

 

格安だったのに終わってみればかなり高い治療費が必要になった

 

 

などです。

 

 

これらについて、私は矯正治療の専門医ではありませんが、私の考えをまとめます。

 

 

 

 

格安マウスピース矯正の利点

 

 

  •  手軽に始められる

  •  ごくごく簡単なケースにおいてはリーズナブル

 

 

 

格安マウスピース矯正の問題点

 

  •  矯正治療のゴール設定しないマウスピース矯正システムがある

  •  アタッチメントがない

  •  アタッチメントがあっても最適な形や位置ではない

 

 

それぞれについて詳しく説明します。

 

格安マウスピース矯正の利点

 

  • 手軽に始められる

こちらは医院および患者様双方にとって手軽であるということです。

高額な機器や高度なシステム(シュミレーションや患者管理システム)が必要なければ導入経費が安くなります。

 

その分、治療料金も安く設定できます。

 

 

  • ごくごく簡単なケースではリーズナブル

 

一般的にマウスピース矯正ではマウスピースの数が多くても少なくても料金が一定に設定されていることが多いです(マウスピース個数無制限プラン)。

これは作成するマウスピースの数が多くても少なくてもメーカに支払う料金が同じだからです。

 

また、メーカーによっては作成したマウスピースの個数だけ支払うシステム(セレクトプラン)もあります。

(クリアコレクトやシェアスマイルアライナーでは 無制限プラン/セレクトプラン を選ぶことができます)

この場合、マウスピースの数が少なければ治療費が安くなります。

 

格安マウスピース矯正のシステムはマウスピースを作成する数により治療費が変動するパターンが多いようです。

数枚程度のマウスピースで矯正治療が完了できるごくごく軽度のケースであれば治療費を安く見せることができるためです。

 

ところが10ステップ以上(上下でマウスピースが20個以上)の矯正治療計画であれば、上記のマウスピース個数無制限プランやインビザランGO(20ステップまで)の方が安くつくことが多いです。

 

ちなみに、この程度の軽度のケース(正中理解の改善)でも5ステップ必要です。

 

 

 

治療ステージはこちら

 

このケースは上顎のみの矯正計画です。

マウスピース矯正のシステムはクリアコレクトです。

 

 

 

 

もう1ケース紹介します。

 

 

 

こちらは上の歯のスキマが気になるのと、上の歯が下の歯に大きくかぶさっているのが気になるケースです。

このケースは8ステップ必要です。

 

治療ステージはこちらです。

 

 

 

このケースは上顎のみの矯正計画です。

マウスピース矯正のシステムはクリアコレクトです。

 

 

このように、ごくごく軽度の歯列不正でもそれなりのマウスピースの個数がお分かりになるかと思います。

 

このケース程度であれば格安マウスピース矯正でも対応可能だと思います。

 

 

 

格安マウスピース矯正の問題点

 

  •  矯正治療のゴールを設定しないマウスピース矯正システムがある

 

格安マウスピース矯正の中には矯正治療後のゴールを設定しないものもあります。

患者さんが満足もしくは諦めた時が矯正治療終了のタイミングとなります。

格安マウスピース矯正はマウスピースの作成ごとに治療費を支払うシステムがあります。

そのようはシステムでは簡単な症例でもなかなか歯が動かず、気が付けば治療費の総額がかさみ、中途半端な状態で矯正治療を諦めてしまうケースもあるようです。

そのまま放置すると歯並びは元に戻ってしまいます。

 

 

 

  • アタッチメントがない

 

マウスピース矯正において歯の表面に貼り付ける「アタッチメント」は非常に重要です。

アタッチメントがあることで、歯に正しい矯正力が伝わり歯が動きます。

アタッチメントの無いマウスピース矯正では満足できる結果は得られないでしょう。

 

 

 

  • アタッチメントがあっても最適な形や位置ではない

 

アタッチメントがあるシステムでもアタッチメントの形や取り付ける位置が適切でないと歯は計画通りに動きません。

 

適切なアタッチメントを設定できるかが非常に重要です。

 

また、その場所にどんな形のアタッチメントを付ければ最も効率よく歯が動くのか?

これはメーカー各社が研究をしていますが、症例数が多いメーカーが最も多くのデータを持っています。

多くのデータ持っているメーカーの方がより精度の高いアタッチメントを設定しやすい傾向があります。

 

 

マウスピース矯正に関しては歯科医師の経験と使用するシステムにより治療期間や治療結果が異なります。

 

ご自身に合った治療方法を選択していきましょう。

 

最低限、治療のゴール(最終的な歯並び)を決めて矯正治療を受けられることを強くお勧めします。

 

当院のマウスピース矯正については以下をご覧ください。

マウスピース矯正

マウスピース矯正システムのシステムが変わると治療期間がどれだけ変わる?

2020年05月24日

マウスピース矯正システムのシステムが変わると治療期間がどれだけ変わる?

 

現在、マウスピース矯正システムは数多くあります。
その中でも大きく2種類に分けられます。

 

以前のBLOGでも解説しましたが、改めて記載します。

 

 

ワンインプレッションシステム

 

最初の型取りで最終ステップまでのマウスピースを作成するシステム
マウスピース矯正期間中に型取りが不要なため、矯正期間が短くなる
口腔内スキャナが必要になることもあり、医院側の導入ハードルが高い
1ステップ1~2週間でマウスピースを交換

 

 

 代表的なシステム

 

  • インビザライン(インビザラインGO含む)
  • クリアコレクト

 

 

マルチインプレッションシステム

 

矯正期間中に複数回型取りを行い、その都度マウスピースを作成していくシステム
途中で矯正治療の計画の修正や変更が可能だが、型取りのたびに納品待ちの期間が生じ、矯正期間が長くなる
口腔内スキャナが不要なので、医院側の導入ハードルが低い
1ステップでソフトとハードの2種類のマウスピースをそれぞれ1~2週間ほど装着するシステムが多い

 

 代表的なシステム

 

  • アソアライナー
  • スターアライン
  • シースルーアライナー
  • キレイライン

 

 

それでは同じ症例でどれだけ矯正期間に差が出るか検証しました。

 

 

検証1

インビザラインGO と 某社マルチインプレッションシステム

 

20代女性のケースです。

インビザラインGOでの治療計画(クリンチェック)

 

 

 インビザラインGOでの治療期間は15ステップ

 

矯正期間

 

オーダーしてからマウスピースの納品まで 2週間

1ステップ毎のマウスピース装着期間は1~2週間(平均10日間)
総マウスピース装着期間 平均10日間として約150日(約22週間)

  総矯正期間 24週間(6か月)

 

 

 

 

某社マルチインプレッションシステムでの治療計画

某社マルチインプレッションシステムでの治療計画は16ステップ

 

 矯正期間

 

オーダーしてからマウスピースの納品まで 4週間

1ステップ毎のマウスピース装着期間
ソフト+ハード 3週間
総マウスピース装着期間 48週間

矯正期間中の型取り 4回
マウスピース納品期間 4週間が4回で合計16週間

  総矯正期間 68週間(約17か月)

 

 

おなじ人、同じような矯正治療計画でもシステムが異なれば矯正期間はこれだけ変わります。

 

 

インビザラインGO 約24週間

S社 マルチインプレッションシステム 約68週間

 

 

どちらのシステムもメリット・デメリットがありますのでご自身にあったシステムを選ぶことが重要です。

 

 

同様に別のシステムでの比較も検証します。

 

検証2

クリアコレクト と 某社マルチインプレッションシステムの比較

 

30代女性のケースです。

 

クリアコレクトでの治療計画

クリアコレクトはインビザラインと同様のワンインプレッション型のマウスピース矯正しすてむです。

インビザラインよりはやや厚めのマウスピースを用います。

クリアコレクトでの矯正期間は25ステップ

 

 

 

 矯正期間

オーダーしてからマウスピースの納品まで 2週間

  1ステップ毎のマウスピース装着期間は2週間
総マウスピース装着期間 50週間

 総矯正期間 52週間(約13か月)

 

 

 

某社マルチインプレッションシステムでの治療計画

某社マルチインプレッションシステムでの矯正期間は30ステップ

 

矯正期間

 

オーダーしてからマウスピースの納品まで 4週間
1ステップ毎のマウスピース装着期間
ソフト+ハード 3週間
総マウスピース装着期間 90週間

矯正期間中の型取り 8回
マウスピース納品期間 4週間が8回で合計32週間

総矯正期間 126週間(約32か月)

 

 

 

クリアコレクト(ワンインプレッションシステム) 約52週間

C社(マルチインプレッションシステム) 約126週間

 

 

 

このような結果になりました。

 

マルチインプレッションシステムは1ステップ毎のマウスピース装着期間が長く、
矯正期間中に次のステップのマウスピースを作成するための型取りが必要です。

その都度、マウスピースの納品待ち期間が生じてしまいます。
そのため、総矯正期間が長くなりなりやすいという傾向があります。

ご自身にあったシステムを利用しましょう。

 

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