医院ブログ|北歯科医院|津山市

キービジュアル

タイトル

続・保険で白い歯できる?

2020年04月18日

続・保険で白い歯できる?

前回は健康保険適応で可能な直接法での白い歯の治療を解説しました。

今回は間接法により保険でできる白い歯に関して解説します。

間接法とはいわゆる型取りを行い、作業用の模型を作成し修復物を作成します。

いわゆる銀歯など、金属を用いた修復物はすべて間接法で作成されています。

(注 アマルガム充填は水銀・銀・錫などを用いた合金で直接法で充填しますが、近年は用いられてない修復法なのでここでは省きます。)

この間接法ですが、白い歯を作ることも可能です。

 

形状により2種類に分かれます。

 

インレー

クラウン

 

素材としては

・コンポジットレジン
・セラミック

が用いられます。

なお、ハイブリッドセラミックと言われる材料もありますが、こちらはコンポジットレジンです。
自費治療用の開発されたコンポジットレジンで保険治療用のコンポジットレジンと混同しないようにハイブリッドセラミックと表現されることがあります。

 

インレー

部分的な詰め物です。
削った穴に、作成した詰め物をはめ込みます。
基本的に小さなむし歯の治療の時に選択される修復法です。

素材としては金属、コンポジットレジン(ハイブリッドセラミック含む)、セラミックが用いられます。
この中で健康保険適応でかつ白い素材はコンポジットレジンです。

 

コンポジットレジンインレーは型取りした模型上で作成します。
コンポジットレジンのペーストを窩洞(削った穴)に入れて、光を当てて固めて(重合させて)作成します。
ただし、完全には固まり切らず未重合レジンが残存します。
未重合レジンが存在すると強度の低下を招き、変色しやすくなります。

 

長所として

模型上で作成できるので直接法に比べ形が調整しやすい
また、出力の強い光照射器を用いてコンポジットレジンを固める(重合)させるので、強度も高くなる

 

 

短所として

直接法に比べて歯を削る量が多くなる
型取りする手間がかかる
健康保険では採算がとれない
強い力がかかる部位だと割れる
未重合レジンが存在するので変色する

 

クラウン

歯全体を被せる方法です。
歯の全周を削り、型をとりクラウンを作成します。

素材としてはインレーと同様に、金属、コンポジットレジン、セラミックが用いられ、
これらを組み合わせた修復物もあります。

健康保険適応で白いクラウンは

 

・硬質レジンジャケット冠
・硬質レジン前装冠
・CAD/CAM冠

があります。

 

 

硬質レジンジャケット冠

硬質レジンジャケット冠はコンポジットレジンインレーと同様に、コンポジットレジンでクラウンを作成します。
そのため、強度に劣るので噛み合わせの力が強くかかる部位には使用できません。
また、未重合レジンが残存するので変色してきます。
そのため、あまり用いられることはありません。

 

 

硬質レジン前装冠

金属のクラウンの表面にコンポジットレジンを貼りつけたクラウンです。
内側に金属が入っているため、強度があります。
また、表面に白いプラスチックを貼っているため表は白く見えます。

内側に金属が入っているため、光を透過せず白さに透明感がなく自然な見た目になりません。。
表面のコンポジットレジンは光照射で固めるタイプなので、未重合レジンが残ります。
そのため、変色して黄ばんできます。
また、金属からコンポジットレジンがはがれたり摩耗歯たりして内側の金属が露出してしまうこともあります。
金属を使用するので金属アレルギーの心配もあります。

欠点も多い修復物ですが、金属を使用しているため強度が高く、ブリッジなどにも対応できるためよく用いられる修復物です。

 

CAD/CAM冠

近年、健康保険に導入された修復物です。

CAD(computer-aided design)、コンピューターで修復物を設計します。


CADで設計した修復物をCAM(computer aided manufacturing)、コンピューターで制御された機械で作成します。

素材としては金属、コンポジットレジン、セラミックです。
健康保険で使用でき素材はコンポジットレジンです。

CAD/CAM冠で用いるコンポジットレジンは圧縮し強度を上げたうえで、ほぼ完全に重合させたものをブロック状にして使用します。
そのため、コンポジットレジンの欠点である強度と未重合レジンの問題を解決できます。

CAD/CAM冠用のコンポジットレジンブロック(以下、CAD/CAMブロック)を削り出して歯を作成します。

 

最近では健康保険でも大臼歯(条件付き)で適用されるようになりました。

未重合レジンがほとんど存在しないので、変色も少なくなります。

強度も高く、未重合レジンも少ないCAD/CAM冠ですが、欠点もあります。

欠点はブリッジには対応できない(健康保険では)こと、機械が高額ということです。

しかしながら今後は主流になる修復物と考えられます。

以上にように健康保険でも白い歯にすることは可能です。
修復法や修復材料、歯を削る量、噛み合わせなど様々なことを考慮しながら適切な治療方法を選択する必要があります。

かかりつけの歯科医師としっかりと相談して治療方法を選択しましょう。

保険で白い歯はできる?

2020年03月30日

保険で白い歯はできる?

 

最近では健康保険でも白い歯で治療できるケースが増えてきました。

今回はそれらについて解説します。

 

原則として健康保険は療養に対する給付なので、審美目的では健康保険は適応できません。

 

 

健康保険適応で白い材料での修復方法は2種類に分けられます。

 

直接法

 

直接法とはその名の通り、直接材料を詰めて治療する方法です。

また、むし歯を削った穴(窩洞)に材料を詰めていくので充填と呼ぶこともあります。

直接法では主に以下の2種類の方法があります。

 

・コンポジットレジン充填

・セメント充填

 

コンポジットレジン充填とは

むし歯を除去してできた穴にコンポジットレジン(CR)を詰めて修復する方法です。

直接法での治療はCRを用いることが多く、直接法=CR充填といっても過言ではありません。

 

コンポジットレジンは無機質からなるフィラーとマトリックスレジンで構成されています。

セラミックの粉末(フィラー)につなぎとして樹脂(マトリックスレジン)を混ぜ、

ペースト状にしているとイメージして頂ければわかりやすいと思います。

青い光を当てると固まるように設計されており、歯科用プラスチックと表現されることもあります。

 

コンポジットレジンの特徴としては

 

長所として

 

成形材料(プラスチック)なので、形が自由に作れる

色が白い

そこそこ強度がある

 

ということがあげられます。

コンポジットレジンには強度を上げるためフィラーが混ぜられています。

重量比で約70%ほどがフィラーなので、セラミックほどではありませんがそこそこ高い強度があります。

歯の色に合わせて多くの色調のペーストが用意されています。

 

 

そのため、前歯のむし歯や奥歯の小さなむし歯の治療によく使われます。

 

一方で欠点として

 

奥歯の強い力には耐えらない

変色する

治療手順が煩雑でテクニックセンシティブ

ということがあげられます。

 

コンポジットレジンは強度を上げるためのフィラーとマトリックスレジンの混合材料です。

そのため、セラミックと樹脂の長所を合わせ持ちます。

純セラミックに比べ、樹脂が含まれることでしなりが生まれます。

そのため、セラミックに比べて割れにくいこともあります。

 

ところが、直接法でのコンポジットレジンはお口の中で重合(固める)作業を行いますが、

樹脂を完全に重合させることができず未重合レジンが残存します。

(ホットケーキでいう生焼け状態です)

 

この未重合部分が残存することにより強度が下がったり、変色しやすい原因となります。

 

そのため、直接歯と歯がかみ合う咬場所にはコンポジットレジン充填はあまり選択されません。

直接咬合力がかからない部位には適している治療方法と言えます。

 

 

セメント充填

歯科用のセメント(粉と液を混ぜて固まるもの)をむし歯を除去した穴に詰める方法です。

歯科用のセメントは用途により多くの製品がありますが、むし歯などの修復治療に使われるものはグラスアイオノマーセメントにほぼ限定されます。

 

長所として

接着操作が不要なので、処置が簡便

フッ素を含むのでむし歯予防効果が期待できる

 

ということがあげられます。

セメント自体に歯とくっつく性質がありますので、CR充填とは異なり接着操作が不要です。

(ただし、接着力は低い)

また、フッ素を含有しているのでむし歯の予防効果も期待できます。

 

強度が低い

接着力が低い

ということがあげられます。

 

そのため、乳歯の治療や応急的な治療によく用いられる治療方法です。

 

CR充填、セメント充填のどちらも直接お口のなかで修復作業を行います。

また、材料自体の強度の問題もあり大きな穴を埋めたり、被せ物(クラウン)を作成することはできません。

 

このような場合は間接法による修復を行います。

 

 

 

 

 

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私達にお話ししていただけたらと思います。

電話番号

〒709-4603 岡山県津山市中北下1269-9
GoogleMapで確認

  • 24時間web予約
  • 矯正相談予約
  • facebook
  • insta

このページの先頭に戻る