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インビザラインGOでどこまでできるか? その2

2019年12月31日

インビザラインGOでどこまでできるか? その2

今回もインビザラインGOでどこまでできるかをお示しします。
インビザラインGOはマウスピースをはめることで歯を動きます。
弾力性のある素材で歯を包み込み動かしていきます。そのため、ワイヤー矯正に比べて歯を動かしにくい状況もあります。

 

それは

 

① 矮小歯

 

矮小歯と呼ばれる小さな歯です。
特に上顎側切歯(前から2番目の歯です)です。
通常の歯は根本が細く、先端の幅が広くなっています。
ところが矮小歯はその名の通り、歯が矮小化しており先細りになっています。
そのため、マウスピースをはめてもうまく矯正力が伝わらず動きにくい傾向があります。
ワイヤー矯正の場合はブラケットと言われる器具を歯に貼り付けているのでこの心配はありません。
マウスピース矯正の場合、うまく矯正力を伝えるためにアタッチメント付与するなどの工夫が必要です。

 

② 捻転の大きな歯

 

捻転歯とは歯の向きが捻じれている状態です。
顎が小さく歯が並びきれないため、叢生(歯が重なりあった状態)や捻転状態になり歯並びが悪くなります。
叢生の場合、歯の向きはそれほど捻じれていないのでそれほど難易度は高くありません。
捻転の場合は軽度の場合はそれほど問題はありませんが、角度が45度以上も捻じれている場合は非常に困難となります。
しのため捻転歯を動かし、正常な歯列にするには時間がかかります。

これらの矮小歯や捻転には側切歯によく見られます。
矯正期間が20ステージに限定されているインビザラインGOには不向きなケースです。

 

 

では、実際のシュミレーションを見てみましょう。

 

まずはiTeroによるOutcome Simulatorによるシュミレーションです。

 

上顎の側切歯の歯列不正が矯正され、かなり歯列が改善されています。
ただし、右側側切歯(画面向かって左側の前から2本目)の捻転は完全には解消されていません。

 

このOutcome Simulatorのシュミレーションは当院では無料で行っております。



次に、クリンチェックの結果を見ていきましょう。

 

矯正期間が15ステージで、15~30週間つまり4~8か月です。

Outcome Simulatorとほぼ似たような結果となりました。
クリンチェックのほうが上顎前歯をやや後方に入れることが出来ています。
しかしながら右側側切歯の捻転は完全には解消されていません。

正常な歯の向きに比べ45度以上捻じれており、インビザラインGOではこれ以上の矯正は適応範囲を超えてしまいます。

そのため、この側切歯の捻転を改善するにはインビザラインフルやワイヤー矯正が必要になります。
そうなると費用面がさらにかかり、矯正期間も長くなります。

 

このようなケースでは患者さんとしっかりと話をしたい上で矯正治療の最終ゴールを決定する必要があります。

ご自身がどこまでを求めるかをしっかりと考えて矯正治療を始めるようにしましょう。

インビザラインGoでどこまでできるか?

2019年12月28日

インビザラインGoでどこまで矯正治療ができるか?

インビザラインGoは大臼歯を動かさないため難しい症例には不向きです。
また、20ステージまでのマウスピース矯正なので、歯を動かす量には限界があります。

それではインビザラインGOでどれぐらいの矯正が可能でしょうか?
実際にクリンチェックで解説します。

インビザラインGO

 

インビザラインGOのシステムでは歯を動かせる範囲は上記のようになっています。

ですが、これを見てもあまりイメージがつかないと思います。

そこで、実際のクリンチェックで解説をしていきます。

 

クリンチェックその1

 

このケースでは上顎前歯が翼状捻転(外に開くように捻じれている)しており、下顎の歯に比べ上顎が前に出ています。
一般的なワイヤー矯正では上顎の左右第1小臼歯を抜歯し、
上顎前歯を後方に下げる方法が一般的でしょう。

また、大臼歯を動かすことができるインビザラインであれば上顎の臼歯を奥に下げ、
下顎に臼歯を前に出すことで歯並びを改善できます。

奥歯を動かすことのできないインビザラインGOでは非常に難しいケースであると言えます。

では、インビザラインGoではどのように歯が並ぶでしょうか?

 

 

 

歯を抜かなくても、大臼歯を動かさなくても上顎の前歯の突出度が改善されていることがわかります。
IPR(歯と歯の間を削る)を左右第2小臼歯間すべてに行い、削る量を0.5mmに設定しすることで5,5mmのすき間を作り出しています。
このすき間を利用することで上顎前歯部を後方に移動させています。
また、前歯に角度を変えることで歯並びを改善しています。

 

 

 

 

これはインビザラインGoで動かすことのできる最大の移動量です。

 

どうでしょうか?

かなり改善できているのではないでしょうか?

制限の多いインビザラインでも矯正方法を工夫するとこれだけ歯を動かすことが可能です。
もちろん抜歯は行っていません。
さらにこのケースでは16ステージの治療計画となっています。
マウスピースの装着時間および歯の動き方にもよりますが、最短で16週間(4か月)で矯正治療が終わります。

インビザラインGOはインビザラインに比べて治療費も安く、矯正期間もかなり短くなります。

よりきれいに歯を並べるならインビザライン
手軽に矯正治療を行うならインビザラインGO

最終的なゴールをどのように設定するかで矯正システムを選んでいきましょう。

追加アライナーとは?

2019年12月15日

追加アライナーとは?

もし、マウスピース矯正をして予定通りに歯が動かなかったら?
マウスピース矯正は終わったけど、もうすこしここを動かしたい。

 

このようなことは多々あります。
ワイヤーでの矯正であれば途中で治療方針を変更することは可能ですが、
最終ゴールを設定して最終ステップまでのマウスピースを最初に作成するインビザライン(インビザラインGOを含む)では、治療計画の変更は困難なように感じます。

 

ところが、そのような状況に対応するためにインビザラインおよびインビザラインGOでは追加アライナーという仕組みがあります。
これは予定通りに矯正治療が進まなかった場合や、矯正治療は終了したけどもう少し改善したい時などに適用します。

 

医院によって異なりますが追加アライナーは無料または多少の追加料金で治療計画を再度立案し、マウスピースを追加できます。

最初のクリンチェックの作成と同様に口腔内のスキャンと写真を撮影し、追加アライナー作成用のクリンチェックを作成します。

 

実際の例を示します。

 

こちらはインビザラインGOでの矯正治療です。

 

左側は術前の口腔内スキャン、右側はインビザラインGOでの矯正終了時の歯並びです。

 

当初のクリンチェックでは下顎の第2大臼歯が若干外側に残ったままの治療計画となっています。
上顎は限界までIPR(歯と歯の間を削る)を行い、前歯を可能な限り後ろに下げています。
ですが若干の歯列不正が残っています。

 

この患者さんは協力度が高く、マウスピースもしっかりと装着しておりましたので1週間毎にマウスピースを交換し矯正治療を進めてきました。

最終ステージまで問題なく進みフィニッシュとするか、追加アライナーを作成してさらに改善させていくか?

患者様は追加アライナーを希望されました。

 

 

追加アライナーのクリンチェックです。

 

左側は最終ステージでの矯正が終わった時の口腔内のスキャンイメージです。
右側は追加アライナーによる新たな治療計画です。

わずかに残っていた上下の歯の歯列不正が修正されているのがわかります。

このように追加アライナーを使用することで最初の治療計画で定めたフィニッシュの改善も行うことができます。

インビザライン(インビザラインGO)にはこのようなシステムがあります。
安心して矯正治療をお受けください。

iTeroシミレーションの予測実現性について

2019年12月14日

iTeroシミレーションの予測実現性について

インビザライン(インビザラインGOを含む)ではアウトカムシュミレーターとクリンチェックの2種類のシュミレーションがあります。

この2種類について混同しやすいので詳しく説明します。

口腔内スキャナのiTeroで歯をスキャンするとその場ですぐに矯正シミュレーションができます。これをアウトカムシュミレーターと言います。

このアウトカムシュミレーターはインビザライン社の蓄積された600万件以上の症例データーを元に矯正結果をシュミレーションしています。

実際にインビザライン(GOを含む)でマウスピース矯正を行う場合は、iTeroでスキャンしたデータを米国のアライン社に送信し、クリンチェックと呼ばれる治療計画を作成します。

では、アウトカムシュミレーターとクリンチェックは何が違うでしょうか?

クリンチェックでは矯正治療の最終的なゴールを設定します。
マウスピース矯正に必要なステージ数や、効率よく歯を動かすためのアタッチメントの取り付け部位や形状、
IPR(歯と歯の間をわずかに削る処置)の部位と量を決定します。
これらを歯科医師、患者様と相談し決定していきます。
すなわちクリンチェックとは最終的な矯正治療のゴールを決定するための治療計画です。

一方で、アウトカムシュミレーターはあくまでも術後のシュミレーションです。
アライン社に蓄積された膨大な治療データからシュミレーションを行っております。
そのため、必ずしもクリンチェックと同じ歯並びがシュミレートされるわけではありません。

では、アウトカムシュミレーターでシュミレーションした結果と、実際にクリンチェックを行った歯並びにはどれほど違いあるでしょうか?

 

アウトカムシュミレーターでのシュミレーション

 

 

(注 このアウトカムシュミレーターはWEB版で第1大臼歯までの矯正シュミレーションとなっております。実際のiTeroでアウトカムシュミレーターは第2大臼歯まで動かすシュミレーションを行います。)

 

クリンチェックで作成した最終的な治療計画

 

 

実際にはアウトカムシュミレーターでもクリンチェックにかなり近い結果をシュミレートしていることがわかります。

(iTeroでのアウトカムシュミレーターは第2大臼歯まで動かした結果をシュミレートしますので、実際はさらにクリンチェックに近い結果が出ます)

インビザラインGOは奥歯を動かさないため、矯正プランがシンプルになります。
そのため、アウトカムシュミレーターでのシュミレーションとクリンチェックでそれほど大きな違いが生じにくい傾向があります。

矯正治療をするかどうかを迷っている場合、
まずはiTeroを導入している歯科医院でアウトカムシュミレーターによるシュミレーションをお勧めします。

その結果をみて、
インビザラインGOでマウスピース矯正を行うか?
インビザラインで矯正を行うか?
それとも従来のワイヤー矯正を行うか?
実際のシュミレーション画像を見ながら相談をすることでよりご自身にあった矯正方法を選択することをお勧めします。

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当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私達にお話ししていただけたらと思います。

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〒709-4603 岡山県津山市中北下1269-9
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