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クリンチェック解説② 20歳女性

2020年02月13日

クリンチェック解説② 20歳女性

 

クリンチェックの解説です。

患者様は20歳の女性です。

 

上の歯の歯並びが気になるということでマウスピース矯正を希望されました。

 

まずは口腔内写真を見ていきましょう。

 

口腔内写真

 

上顎の右側中切歯(左の一番前の歯)が口蓋側(内側)に転移しています。

右上の側切歯(向かって左の前から2本目の歯)が捻転(捻じれている)しています。

また、左上の側切歯(向かって右側の前から2本目)が口蓋側に転移しており、

その影響で左側中切歯(真ん中の向かって右側の一番前)が捻転しています。

 

クリンチェック解説①の症例と似たようなケースとなっています。

 

一方で下顎の歯並びは比較的きれいです。

 

上顎の歯列弓と歯の長さの不調和による叢生状態です。

また側切歯(前から2本目の歯)が大きく、歯列弓との不調和が生じやすくなっています。

最近ではこのような方が多く、顎は比較的小さいのに歯が大きくて歯並びが悪くなっているケースが多く見られます。

 

上顎の歯列不正を解消するためには

 

「歯を小さくする」

処置が必要です。

 

IRP(Interproximal Reduction)を行い、歯の大きさを調整することと歯を動かすスペースを確保する必要があります。

 

「IPR」とは

隣接面(歯と歯の間)をやすりやダイヤモンドポイントで0.1~0.5mmほど削る処置です。

 

 

ケースアセスメントを確認します。

 

 

ケースアセスメント

 

上顎の叢生治療の難易度は高めとなっています。

 

右側側切歯(向かって左側の前から2本目)がかなり捻転しています。

この捻転が本来の歯の位置から45度以上捻じれている場合はマウスピース矯正での治療難易度が高くなります。

 

この症例では比較的難易度の高いと言えます。

 

 

それではクリンチェックの結果を見ていきましょう。

 

 

 

クリンチェック

 

 

 

上顎はスペースを確保するためにIPRを行います。

IPRの量は0.3mmが5か所、0.4mmが2か所で、総合計は2.3mmです。

この2.3mmのスペースを利用して歯を動かします。

 

上顎の叢生もきれいに治っています。

また、右上側切歯の捻転も改善されています。

ただし、左上の第2小臼歯は歯列内に入り切ってはいません。

本症例では前歯部の歯並びの改善を最優先して計画を立てており、

小臼歯の歯並びを完全に改善することまではできませんでした。

 

 

「インビザラインGO」では矯正できる量に限界があるため、このようなプランになっています。

 

 

大臼歯を動かすことができる「インビザライン」であればさらに歯列を改善することが可能です。

 

患者様はインビザラインGOでのプランで満足されたので、このプランで矯正治療を開始することしました。

 

矯正期間は15ステージです。

期間は約6か月です。

 

 

 

 

最初の数ステップは各ステージ2週間ほどの装着期間で、その後は10日前後でのマウスピースを交換していきます。

 

クリンチェック解説① 21歳女性

2020年02月11日

クリンチェック解説① 21歳女性

実際のクリンチェックについて解説します。

 

 

患者様は21歳の女性です。

前歯の歯並びが気になるとのことで、インビザラインGOでの矯正治療を希望されました。

 

口腔内写真を見ると、上下とも前歯が叢生(ガタガタ)している状態です。

上顎の中切歯(真ん中の歯)がやや口蓋側(内側)に転移しています。
そのため、歯列弓が狭くなり左上の側切歯(向かって右側の前から2本目の歯)が捻転(捻じれている)しています。

歯列弓が狭くなると歯の並ぶスペースと歯の幅の調和が崩れてしまいます。
そのため、歯と歯が重なりあったり(叢生)、捻じれたり(捻転)する現象が生じます。

 

この状態を解消するには

 

① 歯列弓を広げる
② 歯を抜く
③ 歯を小さくする

 

これらのいずれか、もしくは組み合わせて歯を並べる必要があります。

 

ただし、①の歯列弓を広げる方法ですが成長が止まった成人では顎が大きく成長することはありません。
そのため成人矯正では②の歯を抜く、もしくは③の歯を小さくする方法がよく選択されます。

 

(軽度の叢生であれば歯列を少し外に出すことで見かけ上歯列弓を広げ、歯並びを改善することが可能です。)

 

歯列弓と歯の大きさの調和、噛み合わせなどにより矯正治療の難易度は変化します。
インビザラインGOでは顔貌写真と口腔内写真をInivisalign Photonavigaterというアプリで矯正治療の難易度を調べます。

 

(ライセンスを取得した歯科医師しか使用できません。)

 

写真を撮影して数分でアライン社から診断結果が届きます。

 

 

ケースアセスメントの結果

 

 

 

診断結果は

 

上顎の叢生 → 難易度 低
下顎の叢生 → 難易度 低

でした。

よって、この症例では比較的に簡単にインビザラインGOでの矯正治療が可能です。

 

 

クリンチェック

 

 

 

クリンチェックによるインビザラインGOでの術前術後のシュミレーションです。
上下とも叢生が改善されています。

 

歯列弓と歯の大きさの調和を取るため、歯と歯の間を0.5mmほど削り、歯を動かしていきます。

また、マウスピースでの矯正力を歯に効率よく伝えるためのアタッチメントを付与します。
上顎では8本の歯に、下顎では4本の歯にアタッチメントを付与する計画になっています。

(写真ではわかりやすい用に赤色で表示されていますが、実際は歯と同じ色のコンポジットレジンでアタッチメントを付与しますので、目立ちません)

 

矯正期間は16ステージで、約6か月です。

 

(1ステージでのマウスピース装着期間は1~2週間です。当院では最初の数ステージは2週間装着して頂き、その後は1週間から10日ほどでマウスピースを交換しております。)

 

矯正期間は16ステージで、約6か月です。

 

 

各ステージでの歯の動き方です。(上顎)

このようにマウスピースを交換しながら少しずつ歯を動かしていきます。

 

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当院では、患者様が抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私達にお話ししていただけたらと思います。

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〒709-4603 岡山県津山市中北下1269-9
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